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【57】片方の目が白内障になりますた(2)
はい。続きでございます。
かくして、眼科に行くことを決意したわたくしでございます。なんかもう自分で調べただけでも診断結果はわかってしまっている。こうなったらお医者サマに頼ることしかできません。
恋人よ~僕は旅立つぅ~ 眼科へと向かう列車で~~♪
はいそんな列車ありません。
今回行った眼科は、去年もお訪ねしている。そろそろメガネもなかなか年を食ってきていたので、新しいのを購入したときだ。メガネ屋さんのすすめもあって、眼科で検査してもらい、異常なしを確認してからNewメガネを作ったのであった。
今回も最初にする検査は同じである。定番の視力検査、赤と緑のやつ、濃さが均等に見えるか、みたいなやつ。そしてやはり左目の検査のときに、検査をしてくれているお姉さんが「ウ~ン」みたいな感じになる。とりあえずおかしいのは確定のようだ。
で、しばし待ってお医者サマに結果を聞きにいく。
「ウ~ン、左の視力が上がらないですね…ちょっと目を見させてもらいますね~」
そう言われて電気を消され、真っ暗な中で機械を通して眼を見ていただくと、、
「アッ、これは間違いなく白内障ですね!!」
はええ。まあ知ってた。ですよね。目に白いもの浮かんでるし。写輪眼。
それは想像していたのだが、自分的に気になったのは「白内障の患者の平均年齢は60,70~」であること。まあ30歳?のゆゆうた氏もかかったことだし、30手前の自分もかかっておかしくはない(顔は老け顔であるが)。中学生のときのあだ名に「おじいちゃん」てのもありましたしね。
なにかはっきりとした原因があるのだろうか?というわけで聞いてみた。
「白内障ってなにかはっきりとした原因はあるものなんですか?」
「一般的には老化現象の一種みたいなもんですね。誰でも年いけばかかるものです。ですが、秋吉さんの場合はアトピーだと思われますね」
おほ?なんとアトピーが関係あったか。トゲピーもびっくりである。
「アトピーの方は、日中起きているときに掻きたい衝動を抑えられても、夜中につい無意識にかいてしまうということがあります。それで目をゴシゴシすると、悪影響が出てしまうわけです」
ははあ、なるほど。確かに朝起きたらかいた痕があるというのはよくある。人と寝るときは「睡眠の邪魔になるほどの音をたててかきませんように」と願いながらいつも寝ている。しかしどうしても難しいのも事実だ。
それと先生は言わなかったが、昔から左のほうが視力が弱かったのも多少は関係あるんではないだろうか?そもそも左君は弱いのかもしれない。
「まあ手術ですね。大丈夫です、今はパパっとやって治りますから」
後にもわかることだが、白内障の手術というのは本当に短いものである。だいたい今は15~30分ぐらい。医療の技術も進歩し、症例ももちろんたくさんあるので安心感はバツグンである。
といっても、やはり目をいじるというのは恐ろしい話である。最初に白内障の手術した方はどんな感じだったんだろう。「キエエエ~、目んたまいじるでぇ」みたいな感じだろうか。
で、診察をしてもらった医院では手術をしていないので、近隣の手術をしているお医者さんを紹介してもらう。2択だったが、どちらでもよかったので目についたほうを選択。この道のベテランのオジサマがやっているクリニックだそうだ。
「今日まだ診察の時間内なので、今からでも行けると思いますよ。行きます?」
もちろん行きやーす。会社にはとりあえず病状の報告をして、いざ紹介していただいたクリニックへ向かう。
徒歩ですぐにクリニックに到着。受付にはさきほどの診断結果を伝えたうえで、いちおうもう一度検査。左目の見えなさに落胆する。
しかしまあ、見えない時の視力検査って本当にしんどいものだ。やはりキライ。小学校のときにジャングルジムで遊んでいたとき、ふと友達に「はぁ、6ヶ月後に視力検査あるんだぜ」となぜか急に言ったのを思い出す。心配性もいいとこである。そんなことより次のテストの心配でもしてろ。
かくして本日2度目の検査を終了し、先生と面談。
「白内障ですね。うん。」
オジサマは淡々としていらっしゃる。さすがベテラン、幾度となく同じ手術をしてきた方だ。その態度に謎の安堵感を覚えてしまう。
目の模型を使って病気について説明してもらう。
白内障の手術というのは簡単に言えば、見るためのレンズが濁っているのでとりかえるというものだ。おお、文字にすると簡単である。言語とはすばらしい。濁っているから取り換える。うん、、そうだね。。
しかし実は恐ろしい話だ。その濁りを外部から取り除く方法というのはないので、目のパーツを取り替えますよ、ということ。ほあーwすごいことするもんだ。
で、パッパと手術をいつするか、という話へ。
まず新品のパーツ、レンズのことだが、これのサイズを決めなければいけない。人によってもちろん大きさが違う。これを測定するにはさらにいろいろな検査が必要らしく、それが1週間後。
で、肝心の手術の日は3週間後ということになった。おそらくみなさんが思うより白内障の患者というのはいっぱいいらっしゃって、なかなかすぐに手術とはいかないものだそうだ。つまりクリニックで手術の日は、先生はひたすら白内障の手術を繰り返すわけか。うーむ、やはりお医者さんというのはすごい。到底自分には無理だ。
また注意事項として、アトピーの患者は網膜剥離も併発している可能性があるということを示された。それはどうも手術の瞬間になるまでわからないものだそう。
で、だいたいはそこで処置をすれば大丈夫なのだが、数%は難しいものがある。もし残念ながらそれが判明した場合は、手術は中断して大学病院といった大きな病院で改めて手術する必要があるということだった。
それでもちゃんと手術を受ければ治るものではあると聞いたのでホッとはしたが、そんなことはやはりあってほしくないというのが正直な心境だった。
帰り道、一連の説明を受けてグッタリしていたが、一方で「待ってしっかり手術を受ければ治る」というのがわかって安心もしていた。お医者さまにかかるのはやはり行くまではとんでもなく怖いのだが、終わった後はいやに落ち着く。
というわけで決戦の日は決まった(大げさかもしれないが手術は手術である)。
前日と当日に専用?点眼薬を打ち、昼過ぎにいざ桶狭間!!!
ここまで読んでいただきありがとうございました。
つづく