吉祥寺に雪が舞い降りた。
2025年から2026年にかけての冬は暖冬と聞いていたが、正月はどうもふつうに寒いようだ。ふと入り用になったものがあったので吉祥寺の街まで出かけた。たいして外に出るつもりもなく怠惰に過ごしていたので、家の中での服装は半袖にパンツという格好だった。人間以外の読者にはわからぬだろうが、服というのは重くて邪魔くさいのである。ずっと冬の格好をしていると服の重さで押しつぶされそうになる。別にいろいろな店を回るわけでもないので(「ウィンドーショッピング」と今の人は言うらしい)、重苦しい冬の服装に着替えるのも面倒である。
ので、半袖にいきなりコート、下はスウェットパンツに適当な靴下を履いて出かけることにした。おおよそ「東京のオシャレな街といえば」すぐに名の挙がる吉祥寺には似合わぬ格好である。家族がいれば「もうちょっとましな格好しなさい」とでも言われるのだろう、まあ一人暮らしには関係のないことだ。
外に出てみると雪が降っていた。積もるほどではなさそうだがそれなりの量だ。街ゆく人には傘の持っていない人もいて、予想外の天気だったのだろうか。なにしろ自分はというとテレビも見ずにほとんど家で正月をだらだらと過ごしていたので、天気のことなどなにも気にしていなかった。
そして今さら重ね着をするなども面倒なので、そのままでかけた。

吉祥寺駅の北口に出ると、案外 人であふれていた。さすが吉祥寺、多くの人が東京を離れる年末年始のこの時期もそれなりに活気がある。予想外の雪に戸惑う人たちの行列がタクシー乗り場にはできていた。
思うと数年前の東京は、師走の人が動く時期ですらこれほど人がいなかった。今ではまるで外国に迷い込んだかのように感じる渋谷のスクランブル交差点ですら人がたいしておらず、交差点のだだっ広さが目立つばかりだった。
雪がときおり頬を撫でる。あの頃とは違い寒さを痛いものとは感じなくなった(寒いことには寒いのだが)肌に感慨もひとしおである。
さあ、おうちに帰ろう。
…あれもこれも書いてない。今年はもうちょうっと書けるだろうか。。
